テント・タープから雨漏りが!撥水、防水処理

 新品のテントは撥水が効いているので、たとえ雨が降っても、はじいてくれます。しかし長年使用していると防水機能の低下により水をは じかなくなります。テントには一般的にテントの裏側に防水加工(水を通さない)。テントの表側に撥水加工(水をはじく)がされております。

 大きく分けて、スプレータイプと塗るタイプがあります。

 

撥水スプレー

 テントのフライシートやタープに撥水処理をします。撥水スプレーなどを使うことで新品当時に近いの撥水性を取り戻します。

 また、撥水スプレーをすると汚れも付きにくくなるので、新品のフライシートやタープにすると、保存性が高まります。

 

 撥水スプレーのかけ方

 キャンプ場でテントを設営します。テント・タープに付いている汚れを濡れたタオルなどでしっかり落としましょう。汚れのないことを確認してからスプレーをかけます。

 天井の高い部分はテントを横に傾けてから。フライシートはかける前に、地面に広げてから、スプレーします。

 サイドウォールは傾斜角が大きいので、 水が溜まるようなことも少ないですが、天井付近の傾斜が緩やかな場所は、しっかり、スプレーをしておきましょう。

 それとインナーシートの底部分もスプレーしたいポイントです。フロアからの浸水は極力、避けたいですからね。

 自立式のテントなら、 テントを傾けてスプレーしましょう。乾くのは早いですから、フロアの外側一面にスプレーしておきましょう。

 

 塗る防水剤

シリコーン系撥水剤の「信越シリコーンPORON-T」が有名です。

 スプレータイプよりも、撥水効果が高いですし、持続性もあります。

まず、風呂でテントを洗います。汚れを落とした後は、外で乾かしましょう。乾いたら、 テントを組み上げて、刷毛(ハケ)を使って塗っていきましょう。

 時短でやるなら、天井など防水性を高めたいところだけ塗るタイプを、側面にはスプレータイプと使い分けてはどうでしょうか?