ゴムボートの特徴と注意点!

ゴムボートとは 

【インフレータブルボート】

「インフレータブル」とは、ゴム風船などの空気を入れて「膨らます事ができる物」です。ボートはゴム以外の素材が多いので、最近は「インフレータブルボート」と、呼ばれています。

 

 

【ゴムボの良いところ】

 

 安定性がある

 FRP艇やアルミボートは 端に体重をかけると、船体が傾きますが、ゴムボートは傾きません。また、横波にも比較的、強く、FRP艇などの他のボートに比べ、転覆しにくいです。

 

浮沈性

 もし、 浸水や転覆しても、絶対に沈むことはありません。たとえ、穴が空いたとしても、いくつかの気室に分かれているので、沈みません。

 

 収納性に優れる

 空気を抜いて たたんでしまえば、押入れや物置に 収納できます。また、宅急便で運送もできますよ!

 

 軽い

 標準サイズなら30 kg 前後です。同じサイズでFRP ボートだと、50kg ぐらいになります。運搬する事を考えると、少しでも、軽い方が 良いですよね!

 

 

 

【ゴムボの悪いところ】

 

 風の影響を受けやすい

 海中に 入っているボートの体積が 少ない為、少しの風で 流されます。

 特に、陸から海に向かって、風があるときは、要注意です。水面下で 抵抗になるものが ないので、あっという間に、流されます。

 

穴が開く

 空気で浮かんでいる為、穴が開いたら、アウト!穴が 開かないように、細心の注意が 必要です。

 

 組み立てに時間がかかる

 空気を入れて、組み立てなければ なりません。準備と片付けに、時間がかかります。

 

 

 

ゴムボートの注意点

 

【海に出るときの注意点】

・波が1.5m、風速2mを 超える時は、きっぱり出航を中止にしましょう。

 

・事故、トラブルになったとき、唯一の連絡手段の携帯。海に落とさないように、携帯電話を 防水パックに入れて、 首にかけましょう。


・携帯電話に 海上保安庁(118)を登録しておきましょう。


・ボートを出している人が いるところで、乗るようにしましょう。

 

・引き潮には、気をつけましょう。


・ライフジャケットは 常時、着用しましょう。


・海岸から 遠く離れないように、しましょう。

 

 

【ボートに 穴をあけないように】


 海の中、ボートに穴が開けば、空気が抜けパニックになります。穴を開けないための注意事項を あげました。

 

・ボートを引きずってはいけません。


・木やコンクリートなどに 接触させてはいけません。


・カラガキなどの 鋭利な物がある場所は 避けましょう。

 

・とげのある魚を釣り上げたときにはボートへの接触を避けましょう。


・釣り針、ルアーのフックでボートを引っ掛けてはいけません。


・砂浜から出航する時や、上陸する時は、できるだけ、底をこすらないように 気をつけましょう。